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「肩がこる」 東洋医学による分析

「肩がこる」 東洋医学による分析

コラム3

東洋医学的には大きく2つの原因に分類されます。

①「気」の不足から起こる肩こり
大きな病気、出産などにより身体全体のエネルギー(気)が不足し、首や肩の筋肉に十分な栄養が回らないことから起こる肩こりです。最近では、過労(全身疲労)や無理なダイエットが原因となるケースが増えており、そうした場合、肩こりの他にめまいや眼精疲労・ドライアイ、顔色の悪さといった症状も見られることが多いようです。このような症状に対しては、肩の筋肉を緩める以外に、「全身のエネルギー(気)を増やす」ことを目的に、脾胃(胃腸)や背部(自律神経)を緩めて全体の体力抵抗力を高めていく治療を行っていきます。

②「気」の滞り(気の巡りの悪さ)から起こる肩こり
寒さや冷えによる筋肉のこわばりやストレスなどにより、全身の気の巡りが悪くなることから起こる肩こりです。気の巡りが悪くなると、身体の中に「気が多すぎる部分」と「気が少なすぎる部分」が出来て、このアンバランスな状態がこりや痛み、しびれを引き起こします。肩こりの他に感情の不安定さ(気分がふさいだり怒りっぽくなる)や胸苦しさ、頭痛や(女性の場合は)生理不順といった症状を伴うのもこのタイプの特徴です。このような症状に対しては、「気の流れを改善し、血行を良くする」とともに、鍼によって気の過不足を調整する(多過ぎる箇所から気を他に散らし、少ない箇所の気を補う)治療を行います。


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