㉝ 鍼灸の効果(2)血行を良くする
2017.09.29
カテゴリ:はり・きゅう(東洋医学)
㉝ 鍼灸の効果(2)血行を良くする
鍼やお灸をしたところがピンポイントで赤くなることがあります。これはその部分の血管が開いて血行が良くなっているのです。
血管は心臓から筋肉の中を通って全身を巡りますが、疲労や冷え・外傷などで筋肉が固くなると血管も圧迫されて血行が悪くなり、筋肉はますます凝り固まってしまうのです。そんな時に鍼灸治療をすると血管が開かれ血流が良くなり、筋肉細胞に熱・酸素・栄養が運ばれ、二酸化炭素や老廃物・乳酸などの疲労物質が運び出されるので筋肉のコリや緊張がほぐれるのです。筋肉がほぐれることで神経圧迫による痛みやシビレを軽減されることもできます。同じようなやり方で、鍼灸治療で特定のツボを刺激することで特定の内臓や器官の血流を促進させて調子を整えることもできるのです。