㊱ 鍼灸の効果(5)自律神経を整える
2017.10.30
カテゴリ:はり・きゅう(東洋医学)
㊱ 鍼灸の効果(5)自律神経を整える
自律神経とは内臓・血管などの働きをコントロールして体内の循環を整える神経です。交感神経(緊張や興奮状態を作る)と副交感神経(リラックスした状態を作る)の2種類があり、この2つがバランスよく働くことで健康な状態を保つのですが、最近はこの2つのバランスの崩れにより頭痛・めまい・息苦しさ・食欲不振・のぼせ・不眠・イライラといった症状を訴える方が増えています。
鍼灸は自律神経のバランスの乱れを整える治療を行います。背骨の両脇には頸から骨盤にかけて2本の自律神経節(交感神経)が走っています。背中には東洋医学的に重要なツボも数多くあるので、背中を弛めながら個別の症状に対応した治療を行うことが自律神経の状態も整える理にかなった治療法であると考えます。