㊳ 秋の養生法(2)秋の食養生
2017.11.22
カテゴリ:はり・きゅう(東洋医学)
㊳ 秋の養生法(2)秋の食養生
東洋医学では、私たちの身体にも季節の変化と同じようなリズムがあると考えます。空気が乾燥して植物が枯れる秋は、身体も同じように潤いが足りなくなり、空咳や喘息、肌のカサカサやかゆみなどのトラブルが多くなるので肌や肺に潤いを与える食材を摂る必要があります。魚介類ではサンマや牡蠣、カニなどがお薦めで、なし・ブドウやギンナンが良いとされており、牛乳や豆乳にも身体の乾燥を防ぐはたらきがあります。
よく「秋は物悲しい/寂しい気分になる」と言われますが、実は肺は悲しみの臓器とも呼ばれ、弱ってくると気持ちが落ち込みがちになるのです。生姜・ニラ・ねぎ・唐辛子といった辛い物が肺を強くするので、こうした食材を積極的に摂ることで、身体も心も元気にお過ごしください。