㊴ 鍼は痛くない(1)鍼の太さ
2017.12.06
カテゴリ:はり・きゅう(東洋医学)
㊴ 鍼は痛くない(1)鍼の太さ
「鍼は怖い」「痛そうだから嫌」と思っている方がいます。「予防接種の注射」や「縫い針で指を刺した経験」から針は痛い(に違いない)と思い込んでおられるようです。そこで、これから2回にわたって「鍼は痛くない」という話をしたいと思います。
先ずは鍼の太さ。痛みを感じるのは鍼(針)が皮膚に刺さる時で、太いほど刺激量(痛み)も大きくなりますが、鍼灸の鍼はとても細いのです。一般的な針の太さ(直径)が
・縫い針 0.5~0.7 mm
・注射針(予防接種用) 0.46 mm
なのに対し、当院で用いる鍼は(いくつか種類が有りますが)0.16~0.2 mmと他の針の半分以下の太さなのです。皮膚には痛みを感じる部分(痛点)がありますが、ある一定以上の刺激を受けないと反応しないので、刺激量の少ない細い鍼は痛みを感じにくいのです。