㊽ 花粉症に効くツボ(1)
2018.03.22
カテゴリ:はり・きゅう(東洋医学)
㊽ 花粉症に効くツボ(1)
3月も半ばを過ぎいよいよ春本番ですが、花粉症の方にとっては悩ましい季節です。鼻水・鼻づまり・眼のかゆみ・涙目・くしゃみ等の症状は鍼灸治療で抑えることが出来ますが、ここではみなさんが自分で押せるツボを紹介します。
(1)迎香(げいこう)
左右の小鼻のくぼみにあるツボですが、押す方向が大切です。両方の人差し指を使って押しますが、まっすぐ(顔に向かって)ではなく、両方の小鼻から鼻を挟むようにして、少し上(目の方)に向かって押してください。呼吸器系(肺経)の気の通りを整えることで鼻づまりが改善します。
(2)風池(ふうち)
首の後ろ、髪の生え際のやや外側でうなじの窪みにあるツボです。風池には熱が溜まりやすく、花粉による刺激をきっかけとしてその熱が目や鼻に起こすアレルギー症状が花粉症です。両方の親指を押し付けるように風池を押し、残りの4本の指で頭をはさむようにして押してください。溜まった熱を首から下へ降ろすことで目や鼻の不快な症状が軽減します。