63 夏バテの解消法(1)
2018.09.20
カテゴリ:はり・きゅう(東洋医学)
63 夏バテの解消法(1)
(1)脾胃を整える
9月に入り少し暑さがおさまりましたが、夏バテ症状で悩む方が多いのもこの時期です。
そこで今回から、夏バテの解消法を東洋医学的見地から紹介していきます。
先ず始めは「脾胃を整える」ということです。高温多湿な日本の夏は体内に余分な水分(湿)が溜まりやすく、冷たい物も摂り過ぎやすいため、栄養を摂り込み気を生成する(消化吸収を行う)脾胃の働きが弱り、疲労感や食欲不振を引き起こし、夏やせやむくみ、舌の苔が白く厚いなどの症状が現れます。栄養をしっかり摂れないと抵抗力も落ちて秋にカゼを引きやすくなります。
このような時には、身体を冷やさないようにして胃腸にやさしく、体力をつける食材を摂るのがお薦めです。豆腐などの大豆製品や山芋・いんげん・かぼちゃ・リンゴ・鯵・サンマ・牛乳などを摂るようにしてください。