64 夏バテの解消法(2)
2018.09.20
カテゴリ:はり・きゅう(東洋医学)
64 夏バテの解消法(2)
(2)肺の潤いを保つ
脾胃が弱ると気を作る(消化吸収を行う)力が弱り、肺の活動に必要な津液(水)と気(エネルギー)の不足で肺の機能も低下します。肺は呼吸により気を生み出し、邪気(ウィルス)の侵入を防ぐ役割をしています。そのため、夏バテで肺の機能が低下するとカゼをひきやすくなったり息切れ・咳や痰・喘息など呼吸器系の症状が出やすくなります。また、肺は皮膚と深い関わりがあるので乾燥による皮膚トラブルも増える のです。
気になる症状のある方は、肺の機能を保つために潤いを保つことが肝要です。身体を冷やさないように注意し、きちんとお風呂に入って体温を上げて身体の保水力を高めることを心がけてください。肺を潤す食材としてはキノコ類や梨・白ごまを、また保水力を補うには納豆・山芋・オクラ・わかめ・れんこんなどを摂るようにしてください。