⑤骨を強くする
2016.12.08
カテゴリ:イキイキ健康体操
⑤骨を強くする
健康体操の目的の一つは「転びにくい身体を作る」ことです。ご高齢になると骨密度が低下し、転んで骨折するリスクが高まります。それを防ごうと「転ばないための筋力」をつける体操を行うのですが、運動には骨の劣化を防ぐ効果もあるのです。
歩いたり運動をして骨に重力などの刺激を加えると、骨の中の血液量が増えて栄養や酸素が行き渡り、カルシウムやコラーゲン繊維の量が増加します。骨密度が高まり、骨が強くなるのです。「年をとって背が縮んだ」という話を聞きますが、これは運動不足で骨が劣化して椎間板がつぶれるためで、適度な運動を行うことで防げるのです。
激しいスポーツをする必要はありません。骨に圧や負荷をかけるウォーキングや健康体操で、楽しみながら骨量をふやしていきましょう。