㉑ 東洋医学から診る「高血圧」(2)実証
2017.05.22
カテゴリ:はり・きゅう(東洋医学)
㉑ 東洋医学から診る「高血圧」(2)実証
実証の高血圧には次の2つのタイプがあります。
・血液の汚れから起こる高血圧
コレステロールや中性脂肪で汚れた(どろどろの)血液(瘀血)と停滞で澱んだ水分(痰濁)による血行不良や血栓が原因。最小血圧が高いことが多く頭痛・めまいや胸苦しさ、手足のシビレやむくみが見られます。全身の気・血・水の流れを整える治療で改善を図っていきます。
・ストレスから起こる高血圧
怒りや憂鬱などストレスが気・血の巡りをコントロールする「肝」を傷めて起こります。最高血圧が高いことが多く、頭痛・めまいの他に耳鳴りや顔の紅潮、ほてり、イライラ、口の乾き等の症状が目立ちます。「肝」の熱を冷ます治療を行います。