㉗ 病気の原因 - 外因(3)-
2017.07.24
カテゴリ:はり・きゅう(東洋医学)
㉗ 病気の原因 - 外因(3)-
・湿邪 : 湿邪は梅雨時や夏の終わり頃の湿気の多い時期やジメジメした場所に長くいると現れる症状です。湿は水の性質を持ち、体内に溜まると粘りや滞りを起こし頭重感・胸のつかえ・倦怠感・腹水・湿疹の原因となります。また、風とは逆に湿は下に向かうので下痢・尿が出づらい・足がむくむといったように身体の下部を侵すことが多いのです。
・燥邪 : 燥邪は秋から冬の乾燥のきつい時期に現れやすい症状です。身体の中の津液(水分)を消耗させるので口や鼻の中や皮膚の渇き・毛髪の傷みなどの症状が現れます。また、潤いを好む肺が燥邪に侵されると肺機能が低下して乾いた空咳・喘息・胸の痛みなどが起こることもあるのです。