53 汗のかきかた(1)良い汗と悪い汗
2018.05.17
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53 汗のかきかた(1)良い汗と悪い汗
5月なのに夏日(最高気温25度以上)が多く、日中汗ばむ日も増えてきました。汗には暑さや運動で過度に(40度近くに)上昇した体温を下げて脳を守る大切な役割がありますが、「スポーツで爽やかな汗をかくのが好き」という方もいれば「自分は汗臭い」と悩んでいる方もいます。この違いはどこからくるのでしょうか?実は、汗には
(1)良い汗
水のようにサラサラですぐ乾く。匂わず、かくとスッキリする。
(2)悪い汗
ベタベタで乾き難い。匂いがあり、かくとぐったりと疲れがでる。
の2種類があり、この違いは汗を分泌する汗腺の機能により決まるのです。
汗腺は血液から水分(血漿)を汲み上げ汗の原料としますが、身体に必要なミネラルはろ過して血液に戻します。そうして残った水分だけでできた汗はサラサラで匂いも有りません。ところが、汗腺機能が低下するとミネラルも身体の外に出てしまうので汗は大粒でベタベタになり、ミネラルが雑菌を繁殖させて不快な匂いを発生させ、身体に必要なミネラルが足りなくなって夏バテや熱中症の原因になるのです。
夏本番に備え、汗腺の機能を上げて良い汗をかく … 次回はその方法を紹介します。